島の生態系を守る在来種の植林と
持続可能な森林農業の推進
助成機関: 公益財団法人イオン環境財団
(2年継続事業2年目)
* 事業期間: 2013年4月 〜 2014年3月
* 事業総額: 1,225千円(うち助成金1,048千円)
* 受益者数: サウスコタバト州レイクセブ町ティバウ島50世帯
内訳:アグロフォレストリー事業12世帯、副業支援としてティラピア養殖事業
10世帯、ビーズ細工事業女性35名(アグロフォレストリー及び養殖事業受益世帯含む)
* 主な成果物:
アグロフォレストリー事業
◎受益者を対象に計3回の、生態系修復の意義、持続可能な森林農業の理念と
技術の研修を開催した
◎島の森林保護区3haにナブル、ナラなどの在来種苗木2,000本の植栽完了。
◎受益者の山腹の土地6haには、土壌浸食防止と収入向上のため
コーヒー苗2,000本、ラムブタン、ドリアンなどの果樹苗480本、バナナ1,000本、
ココヤシ240本を植えた。
代替収入源・副業支援事業
◎ティラピア養殖事業:10世帯対象に淡水魚養殖技術研修を行い、焼き畑に
変わる収入源として養殖用ティラピア稚魚と餌ほか必要資材支援した。
(事業期間内出荷はできなかったが、2014年3月末時点で順調に成長)
◎ビーズ細工事業:伝統工芸のビーズ細工の販売に向けて毎月研修会を開き、
材料、販路の検討を行なった。当団体が支援しているハンディクラフト女性組合
(COWHED)を通じての一部販売開始した。
* 主な協力団体:レイクセブ町農業課、環境省レイクセブ町支所、現地NGO/PFP
* 助成機関: 公益財団法人イオン環境財団
土壌侵食の元凶、急斜面のコーン単一栽培に代わるバナナの栽培。株を移植後3か月の10月には背丈ほどに成長した。セブ湖を見下ろす島の畑で、1回目の手入れ(苗周り1mの除草)に忙しい住民。コーヒーや果樹苗より一足早く、住民の生活を支えるバナナの順調な成長に期待したい。
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