モロの村の保健医療研修と、
その継続に必要な自主財源創出及び奨学金事業
* 事業期間: 2011年4月 〜 2012年3月
* 事業総額: 235,295千円(うち助成金196,000円)
* 受益者数: ミンダナオ南部ティナガカン村及びバロンギス村ヘルス組合及び
周辺モロの村の住民、子どもたち。約100人。
* 主な成果物: ティナガカンのヤシの葉屋根材共同出荷とバロンギスの耕耘機貸付事業
は、初年度を上回る収益をヘルス組合にもたらして、ヘルスポストの自主
運営への道筋がついた。
奨学生たちは、ハーブ薬作りや給食など母親のヘルス活動を手伝う中で
活動への関心が深まった。
* 助成機関: NPO法人WE21ジャパンみどり
<ビラーン通信2011年10月号より抜粋>
耕運機の次はトレーラーで収入向上を
目指す。
PIHSを通じて、10年ほど継続支援してきたモロの村の地域医療改善事業を、近い将来は自主財源で実施できるようにするための収入向上事業が2年目を迎えました。
対象の2地区のうち、ティナガカンでは、ヤシの葉を編んで屋根材を作り共同出荷する事業が軌道にのって、昨年度は年間4万円近い収益を上げることができました。
一方、水田が広がるバロンギス地区では、田植え前に使う耕運機貸出で、昨年1年で15,000円の収益をあげ、村の母子保健研修等に充当できました。今年は耕運機の出番を増やすため、トレーラーを購入して連結することにしました。
まだ、トレーラー効果の報告は届いていませんが、たとえ十分な収益の増加は見込めなくても、馬やバイクを持たない住民たちが病人や農産物を運べるトレーラーを共有する意味は大きいといえます。
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