ビラーンの医療と自立を支える会(HANDS)


住民による持続可能な健康増進事業
今井記念海外協力基金助成

2007年7月報告
キーワードは「持続可能」−PIHSとの協働で進める健康な村づくり事業−
 今年6年目に入ったパササンバオ(PIHS)との協働事業。引き続き今井記念海外協力基金の
助成を受けることができました。「村の健康は自分たちで守る」事業を継続中です。
 PIHS代表のナプサさんからは、4、5月の男児の割礼(Tuli)に3地域で41人が受診し、ヘルス
ポストも、村の診療所として定着したとの報告が届きました。
 簡単な切開と縫合からなる割礼は保健ボランティアにとって格好の初級外科手術実習の場
です。また、病院に行けば500ペソかかるところを50ペソ、それもお金がなければバナナなど物
納もOKとあって、貧しいモロの人々はPIHSの巡回診療を待っています。6月新学期前の恒例
になっているのです。
  ハーブ薬825ペソ、鍼灸治療760ペソ、3地区の割礼で1,650ペソ、2ヶ月合計3,235ペソの収入
があったという報告もありました。支援が減っても「持続可能」への一歩としていいニュースで
す。 












割礼の対象は5-14歳位
慎重に縫合するPIHSスタッフ・アバさん









ヘルスポストで妊婦検診
2007/6/6 プアゴ村





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