ビラーンの医療と自立を支える会(HANDS)

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ムスリム女性の助産所開設事業
助成機関:公益信託今井記念海外協力基金

 * 事業期間: 2017年4月 〜 2018年3月

 * 事業総額: 3,416,187千円(うち助成金999,000千円)

 * 現地協力組織: PIHS(Pasasambao Integrated Health Service, Inc)

 * 主な事業内容と成果:
    ◎分娩室・家族計画研修及び母乳育児指導室、トイレ兼シャワー室・管理事務室
     を含む助産所1棟(建坪78.4u)を建設した。
    ◎12月の竣工式当日に、助産所のあるジェネラルサントス市バランガイ・
     ファティマほか、過去にヘルス組合の発足や研修支援をしたモロ民族の各地区
     住民を対象としたフリークリニックを実施した。
    ◎竣工後、保健省及び健康保険局の認可申請手続きを進めながら、地域の医療
     センターとして、男児の割礼処置、予防接種のほか、各種患者の応急処置を
     することで、治療費カンパを受け、医薬品などの経費を賄った。
    ◎自宅出産による母子の死亡率を減らす上で必要な助産所出産推奨の広報啓発の
     活動を、モロ民族コミュニティーで実施した。
    ◎事業終了時の2018年3月末時点では、保健省及び健康保険局の認可は得られな
     かったが、8月からは、無料出産介助を実施し、事業終了後約半年後の2018年
     10月には、保健省及び健康保険局の認可を得て、正式に出産介助を開始し、
     保険加入患者については、医療保険からの支払いを受けられるようになった。
    ◎事業終了時には間に合わなかったが、半年遅れで、母子の死亡率低下や、
     出産介助収入による自主財源など、事業当初の目的達成の一歩が踏み出せた。


24時間患者受付の看板を掲げた助産所は
地域医療センターの役割も果たしている

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