高校
高校は2校あるが地域差はありません。ただし学年によって授業料が変わってきます。
小学校
中央地区のレム・エヘックは授業料が高く、その他の地区は低く設定してあります。これは中央地区の現金収入が高く、地方は低いので格差をつけたものです。また、レム・エヘックは6年生になると高くなります。
なお、中央地区での労賃日当は80〜100ペソ、農家の現金収入は月1,000ペソと言われています。
1年生 |
2年生 |
3年生 |
4年生 |
1,920ペソ/年 |
1,900ペソ/年 |
2,600ペソ/年 |
2,660ペソ/年 |
小学校名 |
1〜5年生 |
6年生 |
レム・エヘック |
25ペソ/月 |
30ペソ/月 |
上記以外 |
10ペソ/月 |
これでチボリがわかります。
このページはチボリ国際里親の会の会報「チボリニュース」236号、237号、238号(2003年3月〜7月)で連載された記事です。チボリ関連の横文字、人名、地名などわからない用語があるので、初めての方にわかるように説明して欲しいとの会員からの要望で作成されたものです。
目次
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一般用語
地名
SCMSI
☆JOFPA 「チボリ国際里親の会」の略称でJapan Overseas Foster Parent Association
の頭文字を並べたもので、ジョフパと呼んでいます。
☆SCMSI: 「サンタ・クルス・ミッション学校法人」の略称で
Santa Cruz Mission School Incorporateの頭文字を並べたものです。
SCMSIの理事長はMs.Maria L, Gandam(マリア・ガンダムさん)です。
私たちJOFPAは、このSCMSIを支援しています。
☆コミュニテイ 生活を共にしている集落、集団をいいます。
5〜6軒とか10軒位の家が散在し、それが集まって集落を成し、それをコミュニティと呼んでいます。
☆コミュニテイ・センター 「C.C」と略しますが、そのコミュニティにある小学校のことです。例えばラヒット・コミュニティセンターと言えばラヒット小学校ということになります。
☆NGO Non Governmental organizationの略で「非政府組織」とか「民間設立の非営利団体で平和、人権擁護、環境保護、援助などの分野で活動する」ものを総称して言っています。チボリ国際里親の会はこのNGOに該当します。
☆NPO Non Profit Organizationの略で「特定非営利活動組織」、「民間非営利団体」などと訳される。NGOとNPOは いずれも 非営利であること、非政府であること、自主的、自発的な活動を行うことを意味する。NPOはより非営利を、NGOはより非政府という性格を強調している。また、NGOと、環境、福祉等の非営利活動を行う住民団体とを合わせてNPO(非営利団体)と言う事もある。 「NPO法人」は 一歩進んだ組織で、行政認可による法人組織である。したがって、社会的信用度が高く、多様な活動が出来るようになりました。
☆ODA Official Development Assistance 政府開発援助。発展途上国の基礎生活の改善や人づくりなどを目的に政府が行なっている援助です。
☆10年契約 チボリ国際里親の会(元会長 北沢京子)とサンタ・クルス・ミッション学校法人(議長 マリアL.ガンダム)によって、1994年7月19日に結ばれた契約書です。この契約は、1994年(平成6年)6月1日〜2004年(平成16年)5月31日までの期間、毎月チボリへお金を送ることにしたものです。
(2003年現在)
この援助契約は 現在も 延長されています。 (2004年8月現在)
☆フィリピン 日本の南にあって、首都マニラまで飛行機で約4時間、時差はフィリピンが1時間遅れ。日本と同じ島国で、面積は日本の80%、人口は60%、63部族、111の言語があると言われています。 公用語はフィリピン語(タガログ語)と英語です。教育制度は小学6年、高校4年、大学4年。中学はありません。通貨はペソです。現地で円をペソに換えるときは1ペソ2円で計算してください。
☆セブ空港 セブ島にある空港で、私たちがチボリを訪問するときは、成田空港または関西空港から
@マニラ経由(4時間) Aセブ経由(4時間半)のどちらかで行きます。
☆ゼネラルサントス市 (現地の人はゼネサンと呼ぶ) 開発が盛んな中都市で人口30〜50万人。
☆ゼネラルサントス空港 飛行機便の終着空港です。 @のマニラから1時間40分 Aのセブからは1時間です。ゼネラルサントス空港からチボリの里へは車です。2時間かかります。国道50分、州道1時間強。
☆コロナダル市 チボリの里へ行くときに通る国道沿いの人口10万人位の都市で、デパートが一軒あり、デパート内の品物はかなり豊富です。
このコロナダル市は、別名マーベル市とも呼んでおり、どちらでも通じますが、手紙の住所などはコロナダルを使っています。
☆スララ町 コロナダル市から州道に入り南下します。 15kmほど行くとスララの町です。ここでガソリンを補給します(1リットル45円)あと20Kmでチボリの里です。
☆レイク・セブ 山道にさしかかりました。登り道をしばらく行くと3〜4軒の民家が、ところどころにあって、子どもたちが手を振って歓迎します。いよいよレイク・セブ(現地の人はレキシブと発音)です。チボリの里の中央地区になります。
☆サウス・コタバト州 今まで紹介したゼネラルサントス以降の市町村地区は、サウス・コタバト州(South Cotabato)になります。ちなみにその広さは東京都と神奈川県を合わせた位、又は京都府の広さとほぼ同じ位です。
☆チボリの里 チボリ族はミンダナオ島各地を合わせて6万人といわれていますが、定かなことはわかりません。大多数がチボリの里のセブ湖を中心に住んでいます。チボリの里の広さはおおむね東西10Km、南北12Km位の範囲で、海抜高は600〜1,000mです。夏は東京よりも涼しく、夜中は毛布が1枚ないと寒くて目が覚めます。絶好の避暑地です。
☆セブ湖 レイク・セブにはセブ湖、ラヒット湖、シロトン湖 の3つの湖がありますが、セブ湖が大きくあとは小さいので一般にセブ湖が代表されて呼ばれます。この湖ではテラピアと言う魚を養殖していますし、湖岸や川ではアヒルを飼っています。
☆学校の数と場所
私たち「チボリ国際里親の会」(JOFPA)は、教育がなく法律を知らないために土地をとられ、山の中に追われて生活しているチボリ族の請願を受け、教育に原点を置いて支援をはじめたのが1980年でした。 今年で23年間続けたことになります。教育の成果、実効はかなりあがっています。 その内容は、会報「チボリニュース237号(2003年5月)の藤倉会長やマリア・ガンダムさんの記事に要約されています。
(ホームページ記載省略いたします。 ご興味あれば、事務局まで ご連絡願います。)
マリア・ガンダムさんが2月に来日したときの会合で「チボリを振り返ると教育の成果が目に見えてあがってきており JOFPAの皆々様にどう感謝していいか、お礼の言葉が見当たりません」と言って涙をこぼしていたのが印象的でした。
さて、その学校ですが、JOFPAが チボリのサンタ・クルス・ミッション学校法人(SCMSI)と契約を結んだ1994年には、小学校は21校ありました。 その後 公立校が16校出来たのでSCMSIの学校は減らしました。 2002年度末のSCMSIの学校は小学校12、高校2、大学1で生徒総数3,558名です。学校の配置、公立校への移行などは、下記の地図をご覧下さい。 なお、里子が公立校へ転校しても里親・里子の関係は継続します。 <なお、2004年6月現在は小学校6、高校2、カレッジ1、となっています。公立校ができるに従いSCMSIの小学校は統廃合を行いました。>
☆授業料 (夏休みの2か月は支払わない)